三度目の黒岩でこれまでの雪辱を晴らす!

三度目の黒岩挑戦。師匠は発熱のため不在でした。他にも先輩クライマー方はいらっしゃいましたが、基本的にはいつもの初心者三人組で登ります。
まずはいつも通り夏子(5.8)をマスターでウォーミングアップ。週半ばまで台風の影響があったせいかあまり岩の状況は良くありません。それでも慣れた課題なので問題なくクリア。
そのままの流れでアックスの涙(5.10c)へと移動。一回目はTR、二回目はリードで挑戦していたので今回はマスターでのチャレンジです。
はい、やらかしました。パキった指を過信しすぎて落下。ビレイヤーがうまく止めてくれたのでグランドはしませんでしたが、それなりの距離を落下して身体を岩にぶつけ、ロープバーンで火傷を負う等の失態。

身体が斑模様になりました。それでも二度目のチャレンジできちんと登りましたが。
次に寒桜(5.10d)、苦手意識の高い課題です。クイックドローは先輩が掛けてくれたのでリードでのチャレンジ。この課題下部のホールドが中々遠いのでリーチのある自分には少し有利に働く課題かもしれません。
特にゴール前の一手が異様に悪いのですが、左のアンダーを決めながらリーチで終了点に掛けて終了。
大喜びのまま次の課題、オヤジギャグとボランティアの間にある無名課題(5.10d)に挑戦。これは…同じグレードの寒桜と比べると大分簡単でした。何か限定があるのかな?5.10寄りの10dと5.11寄りの10dがあると聞いた事があるのでそういう事かもしれませんね。写真ではヌンチャクの掛かっていない右のラインです。

自分も問題なく一撃できました。や、少しサイズ感が合わずに苦戦しましたが…むしろ150cm台の友人の方が楽々登っていました。
次はその左隣のオヤジギャグ(5.10c)ですが、こちらも特に問題なくクリアできました。と言うか短い。これも何か限定があるのかもしれません。

そして雪辱の課題チェス(5.10a)。前回トップロープで登りながらもグレード表記以上の難しさに辟易した課題です。クイックドローを掛けてくれる人がいないので自力でマスターチャレンジ。
や、前回この課題にフィンガージャムがあるって書いたんですけど、結果から言うとこの部分フィンガージャムじゃなくてもいけました。と言うかジャムしない方が簡単でした。
マスターチャレンジの時はクイックドローを掛けるのが目的だったのでフィンガージャムをしてテンションをかけながらのチャレンジだったんですけど、次にリードで登り直す前に先輩が登って「ここはジャムじゃなくてこう持った方が楽だよ」と教えてくれまして、その通りにしたら拍子抜けするくらい簡単に登れました。

初めての外岩リードがこの黒岩で、今回3度目のチャレンジまでに他の岩を登ったりジムでトレーニングしたりしていた訳ですが、確実に成果は出ていると感じました。特に寒桜(5.10d)とチェス(5.10a)は何度も頭の中で登り直していたのでリベンジできて良かったです。
そういえば今回からチョンボ棒を導入しました。トランゴ製のスクイッドです。極力使わないようにはしていますが、初心者ばかりなので安全面を考えるとどうしても必要ですね。

モンベルショップで本体とポールを別売りしてました。各3,500円くらいだったと思います。ただポールの方は大きいし、重いしで持ち運びに不便です。(アプローチ時に杖として使えそう)