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ヘタクソなりに邁進しています。基本的にはインドアでのボルダリングがメインですが、内外でのリードにも挑戦しています。
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小川山リード合宿三日目:スラブ状岩壁

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小川山合宿三日目。この日は6名で「スラブ状岩壁」へ向かいました。「水曜日のシンデレラ」(5.11a)が目的でしたが混雑していたので挑戦できたのは数名だけでした。


まず挑戦したのは「Song of Pine」(5.8)です。今合宿初の5.10以下のグレードでした。終了点を除くを2ピンしかないので少し怖いのですが、初日の経験があったので特に苦労もなくリードでクリア。スラブだと基本的にガバはないですね。薄カチを持ってあるのかないのかわからないホールドを踏む事が多いです。


左が「穴があったら出たい」右が「Song of Pine」

次は「穴があったら出たい」(5.10a/b)です。こちらはランナウトするので怖かったです。大根おろしになるのが怖かったので日和ってトップロープでの挑戦でした。右にある「Song of Pine」のホールドを使えば楽ですが、ルートを外れてしまうのであくまで設定通りに。こちらも問題なく一撃です。


右が「穴があったら出たい」左は「風と共に去りぬ」

次に少し混雑していたので初心者組の3人だけで空いていた「かわいい女」(5.8)へ移動。これまでは先輩クライマーの庇護の元登っていましたが、簡単そうなので各人マスターでの挑戦です。


「かわいい女」(5.8)

低グレードではありますが、マスターと言うだけで恐怖度が増します。登ってみれば今合宿中最も簡単な課題でしたが。


次に「高い窓」(5.10b)。下部と中間部は問題なく登れたのですが、終了点前の核心で左奥に入りすぎて「あれは左に入りすぎているのでアウト!」と言われてしまいました。折角のチャンスを無駄にしてしまいました。まだ不慣れなので恐怖に勝てず楽な方向へ行ってしまう傾向にあります。


「高い窓」(5.10b)接写

次の「オーウェンのために祈りを」(5.10c)は「高い窓」終了時に一部クイックドローを掛けていたので、トップバッターとしてリードで挑戦しました。恐らくは中間部のせり出している箇所が核心の課題なのですが、ホールドが見つけられず右方向のガバへ逃げてしまい失格扱い。


先輩クライマーのムーブを見ていると問題なくせり出し部分を超えていたので、自分のホールド探索能力がまだ低いのだと思います。悔しい!


「高い窓」「オーウェン...」「無名ルート」

最後はトポに乗っていない「無名ルート」です。「オーウェンのために祈りを」と「かわいい女」の間のルートです。先に登っていたクライマーの方に聞くとグレードは体感で5.10bか5.10cくらいとの事でした。リードでの挑戦です。


中間部のスラブ部分がとてつもなく悪いのですが、自分はリーチでその先のホールドに届いてしまい体感グレードは5.10aくらいです。終了点が存在しないので右の「かわいい女」の終了点をお借りしてフィニッシュ。


合宿最終日と言う事もあり、少し疲れてはいましたが6課題挑戦できました。


夜は当然のように先輩クライマーのテントへ集まって宴会です。最終日なので日付変更近くまで盛り上がりました。途中先輩クライマーのお知り合いがテントを訪れて一緒に宴会をしていたのですが、この方が平山ユージさんと開拓したルートがトポに載っていたりして驚きました。


と言うか、普段ジムでお話している方が平山ユージさんに勝った事のある方だったり、スラブ課題では右に出る者はいないと言われている方だったり、前日に引き続き感動の連続でした。


これまでの自分は本当に狭い視野でクライミングをしていたのだなと痛感しました。この小川山合宿で得た経験を元に、改めて色々なものを見直せばこれまでとは違う感じ方ができるはずです。そう思えるほど実りのある合宿でした。


そんなこんなで2015年小川山合宿・3泊4日は終了!来年の合宿参加を熱望しつつ、それまでに更なるレベルアップを目指します!

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