奥武蔵の北川でリードクライミング!

急遽奥武蔵の北川へ行く事になり、朝5時から集合して車で移動しました。
駐車スペースが少ないため電車で「西吾野」へアクセスしそこから30〜40分程歩く事が推奨されているようです。実際停められるのは5、6台でした。
ちなみにこの岩場、私有地である上に村の氏神様でもあるとの事。なので特にマナー(火気厳禁)を守って登る事が大切です。車の場合は500円ほどお賽銭をしましょう。

自治会館右からアプローチして5分程進むと今までに見た事のないような存在感を放つ岩が見えてきました。天気が悪くガスっていたこともありますが第一印象は「荘厳」の一言に尽きました。
触ってみると岩はびちょびちょの状態でコンディションは最悪でした。そもそもこの時期に登る岩ではないのかもしれません。それでも折角来たのだからとまずは「桧フェイス右」(5.7)に挑戦しました。

…びちょびちょ。本来ガバであるはずのホールドが信用できません。チョークをつけてもすぐに落ちてしまいます。どうにか登りましたがあまり達成感はありませんでした。
次に「天の川」(5.10b)です。こちらはそもそも難しい課題なのだと思いますが、中間部のガバカチが濡れていて全く効かずに敗退。下部ですら苦労する始末です。
そして「謙譲の美徳」(5.11a)でやらかしました。中間部でびちょびちょ状態のカチを持って身体を引き上げようとした瞬間に自分でも意図しないまま指がすっぽ抜けました。トップロープ状態ではありましたが支点が左にあったため大きく左右に振られました。何よりパキっていた左手の中指に激痛が走りました。

折角大分良くなっていたのに…
見る見る腫れ上がって行く指を見てモチベーションを下げながらも「北落師門」(5.12a)の下部4ピン目にトップロープを張ってもらい下部のみの挑戦。さすが5.12a!でも下部だけならなんとかなりそうです!この課題5.12aにしてはお買い得らしいです。

この時点で滞在時間は3時間弱。数組のクライマーがいましたが岩場のコンディションは回復しません。割とアクセスし易い事も手伝って「また今度こよう!」と早々に撤退しました。
よくよく考えてみると外岩のハングって初めて見たんですよね。本当にすごい存在感でした。そして指の調子の悪さを呪いました。先週の小川山はスラブばかりだったのであまり指に負担は掛からなかったんですよね…やっぱりフェイスとかオーバーハングは指が重要です。
9月の連休にまた外岩に行くのでしばらく指を休めて様子を見たいと思います。